【毎朝10分片づけクラブ体験談 vol.3】片づけの習慣が「自分軸で生きる私」を育てる

「より自信を持って選択出来る自分になりたい」

目を惹く華やかな雰囲気から、自信に満ち溢れた印象を与える竹原典子さん。典子さんは日本最大級のメイク教室「美塾」で講師として活動されながら、トレーニングを積み、ボディコンテストの全国大会で4位入賞を果たすなど、常にご自身を高める努力を続けておられます。

だからこそ「片づけクラブを通してどんな自分になりたい?」という問いに対しての答えは、意外なものに感じました。人の意見を柔軟に取り入れ続けると、迷いも出てくるという典子さんは片づけクラブをどのように活用されているのでしょうか?典子さんのお話から、自分軸で生きるために必要な考え方が学べました。

プロフィール

竹原典子(たけはらのりこ)さん メイク教室「美塾」講師。「女性が自分の美しさに気づくと生涯その力を発揮し続けることができる」をビジョンに、「この自分で良かった」と感じて人生が好転していく女性をメイクで応援。JAAアロマインストラクター、BESTBODYJAPAN2022日本大会4位。

竹原典子さんInstagram:https://www.instagram.com/noriko_bijuku/

「ゆっこさんってどんな人なんだろう?」ずっと気になっていた片づけクラブ

Q
片づけクラブ入部のきっかけについて教えてください。
A

私のメイクレッスンに来てくださった生徒さんからのご紹介です。美塾のメイクレッスンでは内面を磨くことも重要なことと位置づけているので、今日までの変化や気づきをシェアする時間があります。その時間にゆっこさんや片づけクラブについてのお話を生徒さんからよく聞いていました。

片づけで部屋と心を整えて、どんどん変化されていく生徒さん。すごいなぁと思って見ていましたね。私は朝5時半に起きるのは無理だと思っていたので(笑)。生徒さんからお話を聞くだけで十分だと最初は思っていたんです。

片づけクラブに関わりたいと思うようになったのは、生徒さんを通じて対面でゆっこさんと話をする機会を頂いた時からです。人との関わりを大切にされているゆっこさんのお人柄に惹かれて「片づけクラブだったら、長年実行したくてもできなかったことができるかもしれない」と期待を持って入部しました。

私がずっとやりたかったことの一つは、朝の習慣づくりです。フリーランスで仕事をしてる分、ある程度自由に時間を調整できますが、生活は不規則になりがちでした。明日仕事がなければ「今日はちょっと寝ちゃおっかな」と思って過ごすと、次の日は仕事に戻りづらかったですね。メンタルの部分で堕落した生活になってしまうことが悩みでした。

もう一つは、片づけの習慣を身につけることです。片づけは年末の大掃除のようなイベントを設定してまとめてやるものだと思っていたので、いつも大掛かりで大変でした。お正月は新たな気持ちで1年をスタートさせるというより、疲れて寝込んでしまって(笑)。片づけを生活の一部にして、日々ちょっとずつでも部屋をキレイにする方法を知りたいと思っていたところでした。

片づけとふりかえりシートで毎日が発見の連続!

Q
実際に入部してみると、ご自身にどんな変化がありましたか?
A

初日からびっくりしましたね。最初の日にやったのがソファーの上の片づけでした。リビングに置いているソファーは、洗濯物やカバンなどいつも何かしらモノがあって、とても座れる状態ではなかったんです。

「片づけないと!」と思いつつ、置くモノが増えるばかりで。それが、たった10分で片づけられたことにものすごく感動しました。あの衝撃は忘れられないですね。早起きは相変わらず得意ではなく、今でもたまに寝坊します。寝坊して参加できなかった日は一瞬、「しまった…!」と落ち込むのですが、何時に寝たら朝5時に起きれるかがわかってきました。朝早く起きれた方が断然気持ちがいいですし、自分の優先順位通りに1日動いていけるのは明らかです。

他にも、面倒だと思ってできていなかった瞑想をやることができて、ひとりではできなかったことが片づけクラブでできるようになったのをうれしく思います。片づけクラブは、短い時間の中でやってみたかったことがギュッと詰まっているところが好きですね。

Q
片づけクラブは本当に盛りだくさんのプログラムですが、特にどの時間が好きですか?
A

ゆっこさんのシェアの時間です。「なんで私のことがわかるの?」と思うくらい、心に響くお話がたくさん聞けます。誰もが悩むような日常のことをゆっこさんは話してくださるので、親近感があるのだと思います。

あと、お気に入りなのは振り返りシートを使って1日のスケジュールを立て、自分の気持ちと向き合う時間です。スケジュールを考える時間はひとりだと面倒で続かなかったのに、今は参加者のみなさんと一緒にやっていると一気にスケジュールが立てられています。今日やることが明確になれば振り返ることもできるので、今日できなかったことは明日やることに回して、タスクが見える化されるのがいいなと思いました。

振り返りシートは、自分が思っていたことや考えを全部書き込んでいるので、タスクだけでなく自分の内面もわかるようになってきました。書き出すことで毎日いろんな自分の感情が出てくるのが面白いです。「どんな風に今日を過ごそうかな?」と考えると、楽しく1日を過ごしたいという方向に気持ちが動くので、毎日ワクワクしながら書いています。

参加することが目的じゃない。日常に活かしてこそ

Q
片づけクラブを楽しんでおられる典子さんですが、参加する時に意識されていることはありますか?
A

参加すること自体が目的とならないようにしていますね。教えて頂いたことや気づきを日常に落とし込めたら、身になるし楽しいだろうなと思います。たとえば、片づけクラブでは10分の制限の中で片づけをしているので、本を読むときでも時間を決めて読むようにしています。

目標や目的を決められると動けない人もいると思いますが、逆に私は「今日はこれを目標にしよう」と決めて動いた方が、メリハリが出て力を発揮できると片づけクラブに入部したことで気づけました。

片づけクラブでは、どこを片づけるかを自分で決めさせてもらえるので、自分で自分を追い込むことができます。時間を区切って、やる前に「今からやるぞ」と意気込んで片づけを開始していますが、日常でも何かを始めるときに取り入れています。そうすることで、はりきって取り組めるんですよね。とにかく何でも楽しむことをゆっこさんに教えて頂いていると思っています。

早起きが得意ではなかったので、最初は無理だろうと思っていましたがそこで諦めず、入部してよかったです。無理だと思うことを乗り越えて続けた先には、気づきや成長がありました。やってすぐわかることと、やり続けないとわからないことがありますよね。

小さな達成感が私に自信を与えてくれる

Q
続けていく中でどんなことに気づきましたか?
A

毎日片づけで部屋も心もリセットできるから、今日の自分を生きられる感じがします。「昨日の自分は昨日で終わっていて、今日はまた今日の自分を始めるぞ」という気持ちで1日をスタートできるんです。

私は今までずっと、過去の自分を引きずるタイプでした。「これってやっぱりやらない方がよかったかな」や「あんなこと言っちゃったけど、あんなふうに言ってよかったのかな」とか。でも、早朝から10分片づけに集中してると、クヨクヨ悩んでいたことがリセットされるんですよ。「ダメだと思う自分」は1日で完結していて、「新しい自分」になっている気がしてきます。

よく「自信を持ちましょう」と言われても自信は見えないものだから、わからないですよね。でも、片づけをやるたびに、キレイになったことが明らかにわかって、小さな達成感を毎日感じられる。やっぱり見えるからこそ、自信に繋がりやすいんだと思いました。

人生をより良くするための片づけを、みんなと一緒に

Q
最後に片づけクラブの入部を迷っている人へのメッセージをお願いします。
A

やる前に判断するより、1回やってみてどうだったかを確認して決めるのがいいのかなと思います。私は先ほどからお伝えしている通り、本当に早起きも片づけも苦手だったんですが、片づけの楽しさを知れましたし。何よりも、片づけを通して人生をより良くしていけることを教えて頂いています。

一緒に参加して、みんなで人生を充実させられたらいいなぁと。そんな風に思います。

おわりに

典子さんがボディコンテストに出場するのは2022年で4回目。初めて出場する時は、トレーニングの先生から言われた言葉で背中を押されたそうです。

「できるできないじゃなくて、やるかやらないか。できるかどうかで判断していたら本当にやりたいことがやれなくなっちゃうよ。やらなかったら既存の価値観のままで変われない。やってみたいと思う気持ちがあるならやってみたら?」

早起きが苦手と思いつつ、片づけクラブへ入部されたのも行動して得られるものの大きさを知っておられるからこそ。コンテストで賞を獲ったとしても、さらに上を目指して学び続け、自信を持って「自分にとってベストな選択」ができる──。そんな典子さんの姿勢からは「プロセスの中にこそ、“自信の種”がある」というメッセージを受け取りました。

結果や評価は努力の要素が大きいものではありますが、他人軸の側面もあるので心のよりどころにはできないかもしれません。今日の自分と対話しながら、自分で自分を認めてあげてじっくり育てた自分軸が自信と呼べるものではないでしょうか。

「自己対話ってどうするんだろう?」ひとりだと難しく感じても、片づけクラブでならみんなと一緒に取り組めます。片づけを通して「自分軸を育てる自己対話」を始めてみませんか?

ライター : 紗矢香

この記事を書いた人

紗矢香

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